関節リウマチ

【メトトレキサートの副作用その③】

こんにちは、Dr.キウイ?です!今回は、メトトレキサートの副作用その③ついてご説明していきたいと思います。

メトトレキサートの副作用として、『リンパ腫』があります。リンパ腫とは、身体のリンパ節が腫れて腫大する病気です。よく知られているのは、『悪性リンパ腫』かと思いますが、メトトレキサート関連リンパ腫は、悪性も良性もあります。

メトトレキサート関連リンパ腫は、メトトレキサート内服後、2〜9年程度で発症する事が多いと言われています。感覚的には内服開始してから、10年以内で発症する事が多いです。

リンパ腫のCT画像とPET画像

治療については、メトトレキサート由来の副作用のため、まずは内服を中止します。メトトレキサート中止によって、約50%(半数)の方は、腫瘤が退縮します。しかし、中止によっても退縮しなかった場合、生検といって、リンパ節を外科的に採取し、その組織を病理診断します。

病理診断によって、リンパ腫がどういった種類なのかを知ることが出来ます。例えば、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)といった名前が付けられます。

DLBCLの病理組織

『めちゃくちゃ長い名前ですね笑。医学用語はこういう長いのが多いんです。』

DLBCLと診断された後は、通常は血液内科の先生と相談し、DLBCLに対する化学療法を行っていきます。リンパ腫は、全身の病気なので、通常外科的切除は行わず、化学療法が中心です。また、病理診断によって、悪性ではなく良性のものと診断される場合もあります。

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