関節リウマチ

リウマチってどんな病気?

2021/3/23(更新日: 2021/4/3)

リウマチとは?

リウマチは膠原病の一つで、免疫細胞やそれが作った自己抗体が、自分の関節をターゲットにして、関節に炎症を起こしてしまう病気です。

炎症により、関節痛を招き、放っておくと手足が変形してしまう、とっても怖い病気です。

変形の強い手

リウマチの症状について

リウマチに特徴的な症状は、なんといっても朝のこわばりでしょう。

リウマチ患者さんで特に多いのは、朝30分以上手がこわばり、午前中は指の動きの調子が悪いことが多いです。

その他、ペットボトルが開けづらい、ドアノブが回らないといった症状を訴える患者さんが多いです。

また、リウマチに特徴な手として、関節の腫れ(腫脹)が特徴的です。

炎症がある関節は、写真のように外から見ても明らかなように腫れて浮腫んできます。

手の腫れ

リウマチの抗体について

リウマチの自己抗体には、『抗CCP抗体とRF(リウマチ因子)』があります。

抗CCP抗体は多くのリウマチ患者に見られる、特徴的な抗体です。

一方、RFはリウマチ以外でも、他の膠原病(例えばシェーグレン症候群など)でも陽性となり、診断の根拠には少し弱い抗体となります。