SLE

ベンリスタ®︎( べリムマブ )の特徴について【SLE】

今回は、SLEで使用されるベンリスタ®︎について取り上げていきたいと思います!

ベンリスタ®︎(ベリムマブ)について

ベンリスタ®︎(べリムマブ)は、全身性エリテマトーデス(SLE)で認可された初の生物学的製剤です。




有効性は?

ベンリスタは、SLEによる「関節症状」「皮疹」「胸膜炎」などに効果があると言われています。ステロイドがなかなか減量できなかったり、プラケニルを併用しても改善乏しい、関節痛や皮疹がある時に考慮していきます。

また、「低補体血症」がある、「抗DNA抗体が陽性が持続」している場合に、ベンリスタが効きやすいと示されています。

用法は?

皮下注射と点滴製剤があります。通常は、皮下注射で続けられる場合が多いです。

  • 皮下注射: 通常 1 回 200 mgを1週間の間隔で投与します。
  • 点滴製剤: 通常 1 回 10 mg/kgを初回、2週間後、4週間後に点滴静注し、以後4週間間隔で投与します。

副作用は?

副作用で、注意すべきなのは、「感染症」です。報告としては、上気道感染、帯状疱疹、鼻咽頭炎、尿路感染などがあります。また、敗血症や、結核などの重篤な感染症が出る場合もあるので、定期的なチェックは必要です。

作用機序は?

ベンリスタ®︎の作用機序の模式図

https://passmed.co.jp/di/archives/1290より引用

ベンリスタ®︎は、リンパ球の「B細胞」をターゲットにしています。

B細胞は、抗核抗体や抗DNA抗体などの抗体を産生する免疫細胞(リンパ球)です。また、B細胞はSLEの病態形成において中心的な役割を担っていることも示されており、これをターゲットにすることで、SLEの改善を図ります。

少し難しい話になると、ベンリスタ®︎はB細胞活性化因子(BAFF)を抑制する抗体製剤です。SLEにおいては、BAFFの濃度が、正常値より上昇していることが知られており、SLEの病態形成に重要な因子であり、これを抑えることによって、効果を発揮します。

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