SLE

プラケニル®︎(ヒドロキシクロロキン)の特徴 【SLE】

今回は、SLEの治療薬である、プラケニル®︎(ヒドロキシクロロキン)について取り上げていきたいと思います。


〜 The Point 〜

  1. SLEの基本的治療薬。
  2. 副作用が少ない。易感染性もない。
  3. 長期的には、網膜症に注意。
  4. 妊娠中、授乳中でも安全な薬剤。

プラケニル®︎(ヒドロキシクロロキン)について

全身性エリテマトーデス(SLE)の方は、プラケニル®︎を飲んでいる方も多いかと思います。

プラケニルは、国内では2015年9月に発売された、比較的新しい薬剤となります

プラケニル®︎の特徴として、免疫抑制剤ではなく、免疫調整薬になります。

SLEで使用される、ステロイド(プレドニンなど)やエンドキサン®︎(シクロフォスファミド)、セルセプト®︎(ミコフェノール酸モフェチル)とは違い、易感染性を来たしません。

現に、プラケニルは元々抗マラリア薬としても使われます。

ただし、効果は、ステロイドやエンドキサン等とは違い、マイルドに効きます。

効果が出てくるのも、飲み始めて、1ヶ月位経ってから少しずつ効果が出てきます。




どういった時に使いますか?

プラケニル®︎は、ステロイドとともに、SLEの標準治療薬として使われます

標準治療薬なので、SLEと診断された方で、禁忌がなければ、基本的に内服します。

特に、SLEの皮膚症状、関節症状、全身倦怠感などに有効です

飲み方は?

プラケニル®︎は、多少飲み方が面倒なのが難点かもしれません。通常は、1日200mgと400mgを交互に内服します。

30kg~45kg未満の場合は、200mgを連日内服します。

62kg以上の場合は、400mgを連日内服します。

副作用は?

プラケニル®︎は、基本的に副作用の少ないのが特徴です

初期の副作用として注意が必要なものは、消化器症状と薬疹に多少注意が必要です。

消化器症状は、特に飲み始めから2週間頃までが多いです。

腹痛や嘔気が多く、次いで、下痢・嘔吐があります。

薬疹は、飲み始めて2週間から3週間後に出現頻度が高くなります。

網膜症

また、長期的な副作用としては、プラケニル®︎による網膜症があります。基本的には、開始前と開始後1年毎の眼科受診をし、網膜症の発症がないかチェックすることが多いです。

その他、頻度は稀ですが、長期内服にて色素沈着を認める場合もあります。

眼科受診を定期的に行えば、基本的に副作用は少ない薬剤と思って頂いて良いかと思います。

作用機序は?

プラケニル®︎(ヒドロキシクロロキン)はToll様受容体の活性化を阻害し、インターフェロンα(IFNα)やTNFαといった炎症性サイトカインの産生を抑制すると考えられています。

お読み頂きありがとうございました。参考になりましたら、高評価、コメントを頂けましたら嬉しいです!

おまけ: セルセプトの一般名はミコフェノール酸モフェチルというんですが、ちょっと長いですよね! 一回も言い切れたことがありません!

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