関節リウマチ

ゼルヤンツ®︎(トファシチニブ)の特徴について【関節リウマチ】

今回は、JAK阻害薬の一つゼルヤンツ®︎(トファシチニブ)について説明していきます。


〜 The Point 〜

  1. ゼルヤンツはJAK阻害薬の一つ。日本で1番は始めに発売されたJAK阻害薬。
  2. 1日2回の錠剤を内服。
  3. ゼルヤンツ®︎はJAK1,2,3を阻害する。

ゼルヤンツ®︎(トファシチニブ)について

ゼルヤンツ®︎は、JAK阻害薬の1つです。

JAK阻害薬は、IL-6(インターロイキン)などの炎症性サイトカインの細胞内シグナルを阻害する事で効果を発揮します。

炎症性サイトカインの多くがこのJAKを通して細胞内シグナル伝達されるため、高い治療効果が期待できます。




飲み方はどうですか?

用法は、1回5mgを1日2回内服します。

ゼルヤンツ®︎は、2013年7月から国内で最初に販売されたJAK阻害薬です。実臨床でのデータが比較的多いのが特徴です。

どういった作用機序ですか?

ゼルヤンツ®︎は、JAKファミリー(JAKの種類です)の中のJAK1、JAK2、JAK3をターゲットにしています。

ちょっとややこしい話になりますが、JAKは2分子以上が組み合わさることで活性化します。

例えばIL-6等のサイトカインはJAK1とJAK2が組み合わさる事でシグナル伝達されます。IL-7やIL-15等のサイトカインはJAK1とJAK3が組み合わさる事でシグナル伝達されます。

(ここは、患者さんにはあまり重要でない情報なので呼び飛ばしてもかまいません)以上から、ゼルヤンツは多くの炎症性サイトカインの働きやリンパ球の活性化を阻害する事で、高い有効性を発揮します。

副作用はどうですか?

結核、肺炎、敗血症などの重篤な感染症、消化管穿孔、肝障害、血球減少、帯状疱疹などが報告されております。

発熱や風邪症状がある場合は、症状が落ち着くまでゼルヤンツ®︎を一旦中止するのが通常です。

症状が落ち着いたらまた再開します。

また、肝障害や血球減少については、定期受診時の血液検査などでフォローすることが通常です。

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